zero−one/infinite 2002年11月17日



 インターネットをやったことがある人、調べてみたらかなりの数になると思うね。 今、TV・ラジオ・紙媒体(雑誌・新聞等)のほとんどにhttp://…で始まるアドレスが記されている。 かっこいい言葉でいうと「media mix」ってやつ?

 まぁ、それはさておき皆さま、外に出かける時って何を持って出ます? いや、質問を変えます。外出するときに、財布以外に1つしか許されないとしたら何を持っていきますか? かなり確信犯的な誘導尋問ではありますが、ま、それはご愛敬で。
 ここで取り上げたいのは携帯電話。以前コミュニケーションについて書いたときにメールについて取り上げたことがあると思うけど、 今回は電話機そのものについて。

 今の携帯電話に付いている機能、ざっとあげてみると…
・ 時計
・ アラーム
・ スケジュール帳
・ 電卓
・ 簡易インターネット機能(iモードとかそういうやつ)
・ 音楽再生機能
・ ゲーム
・ カメラ
・ GPS(位置情報システム)

以上、あくまで一例。あげたらキリがないな、多分…

 前ならばちょっとした計算のために…ってカード型の電卓を持っている人が結構いたが、 今はほとんどの電話機に電卓機能が付いている。その他の機能も、 1項目につき何らかの道具として持ち歩かなければならなかったものが、手のひら大の大きさで、 重さも100g程度の道具でまかなえてしまう。さて、今度は何だろう?

 って、本題はそこではなくて。この「なんでもできる」っていうのに少し疑問を感じてみたり。 一言で言うと、この世の中は便利になりすぎた。それ故、その道具がなかったら何もできなくなってしまう。 所謂「ケータイなしでは生きていけない」人の増加である。

 便利というのは一種の犯罪かもね。少し下品な話かもしれないけれど、今の便器ってほとんどが腰をかける洋式便座だよね。 その反対が和式便座ということで。
 洋式便座の便利な点というのは、和式独特の「あの」体勢(詳しくは言わないよ。わかっていると思うから) をとらずに済む=足に負担がかからず楽ってことでしょう。でもそれが実の話、日本人の足腰を弱くしているのも事実。 「あの」体勢、実は相当な足首のトレーニングになっていたらしいよ。
 他には、インターネットというメディアもあげられる。人と会わないでコミュニケーションが取れる反面、 それに頼っていた人は実際会ったときに思いの外話せなかったりする。所謂「対面恐怖症」に陥りやすかったりする。

 例を挙げるのはここまでにしておくが、いろんなコトが便利になって、 何だかつまらなくなったと思いませんか。そう思うのはうちだけでしょうか? なんだか刺激がなくなったというか、結構惰性で物事が動いてしまうの、うちはつまらない。
 だからって訳じゃないんだけど、自分のスケジュールの管理とか外でのちょこっとしたメモは、手書きの手帳を使ったりしている。 PDAとかの方が便利な感があるのは否めない。でもすべて「便利」で埋め尽くすのはどうも好きではない。

 皆さんが察しているとおり、手帳というのは「不便」な道具である。 開いて、ペンを取りだして、書き込む。基本的にはこの作業で済むんだけれど、 一筋縄ではいかないのが不便であり、もどかしかったりする。
 あと、手帳に書き込んだことは消すことができない。以前にも書いた覚えがあるんだけど、 デジタル的なものだと消すときは「消去」というコマンドを機械に送れば何のためらいもなくきれいさっぱり消してくれる。 反面アナログなものはそうはいかない。でもそれが良かったりもする。

 こう書いておきながら言うのもどうかと思うのだが、自分はかなりのデジタルに埋もれて生活している。 だからこそ、デジタルの海に完全に埋もれないためにアナログなものを取り入れているのかもしれない。 ほら、何でも完全に埋もれてしまうとあとで抜けるのが大変だし・・・

(2002年11月19日、15時)
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